航空宇宙局所属 宇宙遺物調査隊　諸君 ーーーーーーーーーーー 我々は幾度となく地球外生命体との戦争を繰り返していた。辛くも人類の勝利で終わりを告げたが、長きに渡る戦いで地球資源は枯渇している。そこで、兼ねてより計画していた月面移住計画を遂行することとなった。 君達のミッションは、宇宙に漂う人工廃棄物を回収し、移送機との衝突事故を未然に防ぐことだ。少々死亡率の高いミッションだが、無事の帰還を祈っているよ。 ーーーーーーーーーーー 航空宇宙局　長官

　エルフやドワーフが暮らす、水と自然と魔法の国、ユーフレア。その町外れで小さな薬草屋を営むユリス。そして、町の手紙屋カイ。 　ただの客と配達員として出会った2人は、日々の会話から互いのことを少しずつ知ってきた。 　この関係はきっと深くも浅くもならない。何も望んでは……いけない。 ――は、あなたを　　もよかったのだろうか？

「初登校は、卒業式！」 私立なんちゃら高校は、めっちゃ急な坂の上という不便すぎるロケーションのため、毎年定員割れをおこしていた。 ４年前、悩んだ校長は世間のリモートブームに乗っかることにした。 生徒の自主性を重んじるという建前でフルリモート授業を打ち出すと、これが大当たり。 体育の授業すら画面越しに行われる徹底ぶりを不思議に思う生徒はいなかった（たぶん）。 だがコロナも落ち着いた昨今、卒業式くらいはオフラインでやろうということになったのだ。 3年Ａ組の仲良し４人組は、今日もミツヒコの部屋でたむろっている。 ―ねえ、卒業式と言えば、あれわかるひといる？ 明日、僕たちは初めて校門をくぐる。

記者「おめだぢ、どうやってせぎにんとるつもりだんずや？」 津軽弁を話す記者への質問に答えながら、民（ファン）の心を取り戻せ！ 20XX年・ツガル王国。 顔がいい──ただそれだけで民から絶大な支持を集め、税金も進んで納めさせてきた王族たち。 政治の手腕？ そんなものは……期待してはいけない。 けれどその美貌と愛嬌で、国はなぜか今日までの平和を保っていた。 しかし最近、さすがに民の不満が高まり、革命の機運が高まっているらしい。 そんな中、何も知らされないまま集められた4人の王族が、急きょ謝罪会見に臨むことに。 ところが、会見直前に「読むだけでいい」と渡された台本を落としてしまい、 セリフの順番がバラバラになったまま、民の前で謝罪を始める羽目になる──。

4人が20年ぶりに母校の校庭に集まり、タイムカプセルを掘り起こす。 そこで直面する驚愕の真実とは…？

なかよしが集まってしりとりを始めたよ！ 遊んでる皆は普通に遊んでいるけど、 聴いている人は不思議がっている「ふしぎなしりとり」だ。 （上記のあらすじ・キャラクター紹介は、代表者の方が読み上げるとわかりやすいです）

ある人間の頭の中……感情が脳内会議をしていた。 かれらが宿る人間は、ある人のことが好きなようだ。 ある日、彼女が告白をしようとしていることに気づく。 しかし、言葉が混線して、言いたいことが伝えられない！ 四つの感情は協力して、人間の気持ちをおもんばかりながら、言葉を整理してみることにした。 これは、4つの感情が織りなす、16行のドラマである。

新宿某所、地下に続く階段を降りると、そこには会員制のバーが隠れている。夜な夜なその場所では、秘密の会合や裏取引が行われているとか……。 雲行きが怪しいその夜は、バーに三人の男女が顔を合わせていた。 胡散臭い笑顔のマスターは、誰もいないカウンターの席に彼らを案内する。 裏社会で暗躍するスパイ組織の幹部の面々がひとつの場所に召集されたその目的は、ボス殺しの裏切り者に制裁を与えることだった。

とある中学校の一室。閉じたカーテンの隙間に夕陽が薄っすら差し込むその空き教室に、４人は集まった……

サマーバケーションを利用して湖畔のキャンプ地に遊びに来た大学生たち。 ”とある特殊な状況下”で同じ日を繰り返す【タイムループ】に巻き込まれてしまった。 果たして彼らは、ループから脱出できるのか……！？