『証拠隠滅』 ――証拠としての価値を殺すこと。 老舗バー『黒幕カクテル』。 天井からぶら下がったロープが揺れている。 店長の『黒木雅人』が首を吊って死んでいた。 店にいたのは店員2名と客2名のみ。 全員に隠したい真実がある。 隠された真実が暴かれる前に、証拠を隠滅せよ。

人里離れた山奥に佇む古い劇場「雪月花(せつげっか)劇場」。 大雪で外界から完全に孤立する今夜、それでも多くの観客を動員できる人気スター「霧島 蓮」を主演に据えて、この劇場では一夜限りの特別な演劇公演が行われる、はずだった...

もぐり酒場で出会い、意気投合した男たち。 彼らは偶然にも全員「J」の頭文字を持ち、そのうちの1人の提案で銀行強盗を計画する。 見事に強盗は成功し、大金を手に入れた男たち。 隠れ家に戻ると、計画の成功を祝して酒を飲み明かした。 しかし、翌朝、リーダーの男が死体となって発見される。 「もしかして、この中に金を独り占めしようとした奴がいるんじゃないか？」 ロクデナシどもの、ロクでもない話し合いが始まる。

とある旅館では、毎年7月7日の0時になると人が死ぬという。 最初の被害者は旅館の女将と旦那。その翌年からは、宿泊客が１人ずつ殺されている。町の噂では、夫婦の呪いが旅館にかかってしまったのではないかと言われているようだ。 そして今年もまた、7月7日が訪れようとしている――

祭に浮かれる世界の裏側でー 人の外見が怪物化する、通称化身症候群“ケモナー”。 単なる都市伝説にすぎないとされていたその病は実在した。 忌み嫌われる感染者たちが、今日なら自分たちもまぎれこめるのではと、仮装したひとびとが集うハロウィンパレードを訪れ、そして惨劇が起きた。 秘密部隊“ケモノ狩り”の影が迫る。 怪物たちの叫びは絶望か怒りか、それとも快哉か……！ ※このマーダーミステリーはフィクションです。実在の人物、場所、組織などとは関係なく、あくまでも創作上の設定となります

仲良しの友達である はるな なつほ あきら ふゆき の4人は、いつも一緒に遊んでいる。 今日も4人の誰かの家に集まり遊んでいた。だが、そこで事件が起きる。 大切な宝物が無くなったのだ。ついさっきまであったのだから無くした訳では無いだろう。仲良しな友達の中に、盗むような人がいるなんて信じたくない……皆が疑心暗鬼になる中、議論が始まる

今日はあなたの誕生日！ 仲の良い友達3人が、あなたの誕生日を祝ってくれます。 誕生日ケーキは自分たちで作ることにしたので、それぞれ必要だと思う食材を持ち寄ることになりました。 闇鍋形式でつくるケーキが面白い、と言い始めたのは誰だったか……。 皆が思い思いの食材を持って、レンタルスペースに集まりました。 さぁ、楽しい誕生日パーティーの始まりです！

　居合わせた4人には記憶がなかった。 　眼前には見渡す限りの海原。 　背後には瓦葺きの平屋がそびえ立っている。 　ここはどこなのか。 　なぜここにいるのか。 　自分たちは何者なのか。 　4人に出せる答えは何もなかった。 　ふと、頭の中に声が響く。 　どうやら自分たちに語りかけているようだ。 　「君たちの記憶を取り戻す手伝いをしよう」 　声の主に従いながら、4人は辺りを探索することにした。

新宿某所、地下に続く階段を降りると、そこには会員制のバーが隠れている。夜な夜なその場所では、秘密の会合や裏取引が行われているとか……。 雲行きが怪しいその夜は、バーに三人の男女が顔を合わせていた。 胡散臭い笑顔のマスターは、誰もいないカウンターの席に彼らを案内する。 裏社会で暗躍するスパイ組織の幹部の面々がひとつの場所に召集されたその目的は、ボス殺しの裏切り者に制裁を与えることだった。

なにもない真っ白な空間に、4人の兄弟は集まった。 最後の話し合いをするために。