
砂糖の魔物は恋を知らない~星菓子の光る夜~
うり
恋の温度に反応して光る不思議な砂糖菓子——“星菓子”
王都で最も美しいといわれる菓子店「エトワール」の店主は、自らを“砂糖の魔物”と名乗り、人の感情を観察し、記録している。
恋には様々な温度がある。
その一つ一つに、星菓子は反応し、光を宿す。
魔物は恋を理解しない。
ただ、溶けゆく想いを観察し、結晶へと固定するだけ。変われない存在は、ただ、変わる心を見つめ続ける。
——今宵、旅人は星を見つけ、看板娘は、扉の外を夢見るか。
星菓子の光る夜、エトワール菓子店の扉が開かれる。