
花は根に、鳥は古巣に
STUDIO二浪
およそ1500年前――飛鳥時代。
有力豪族・物部守屋(もののべの もりや)の前に、一人の少年が行き倒れていた。
少年の名は、「捕鳥部万(ととりべの よろず)」。
居場所を失い、生きる意味を見失っていた万は、不本意ながらも守屋に拾われ、共に暮らし始める。
名前を呼ばれること。教えられること。必要とされること。
守屋が当たり前のようにとる行動のすべてが、万にとって生まれて初めての出来事だった。
しかし、時代は二人の主従を、大きな戦の渦へと巻き込んでいく――――。