
或る屋敷と幽霊少女について
よもぎ
君たちが暮らしている街には、とあるさびれた屋敷がある。
その屋敷には数々の噂が存在していた。
曰く、かつては裕福な一家が暮らしていたが事業が失敗した父親が発狂し、無理心中をした。
曰く、相続争いによって血濡れた事件が起きた。
曰く、その屋敷にいた使用人たちが失踪した。
その噂のすべてに、とある少女の噂が付きまとっていた。
曰く、父親の発狂を嘆いて自殺をした少女がいる。
曰く、血濡れた事件の中で少女が自殺に見せかけて殺された。
曰く、使用人たちが失踪したのは屋敷で過ごしていた少女が死んだことに関わっていたから。
ある日、その屋敷が近々取り壊されるという話が出た。
そんな中で偶然にも四人の人間が屋敷に入ってきた。
各々、入った理由は異なる中、君たちは首を吊った少女の幽霊を目撃する。
何故、屋敷にこの少女の亡霊が現れるようになったのか。
少女は何故、亡霊となったのか。
そして、屋敷に集まった彼らの目的は。
――その全ては、君たちの前に現れた首を吊った少女の亡霊がカギを握っている。