うっすらと霧がかった山地に建った屋敷。ここでは毎日、国内のエリートたちを招いた豪華なパーティが行われている。屋敷の主人は大企業の社長で国内有数のお金持ち。ギャンブル、女遊び、酒、タバコ、何でもやる遊び人だ。 　さて、今夜も盛大なパーティが開かれた。熱狂的なダンスや様々な演出を皆楽しみ、最後にはとても大きなケーキが煙と共に現れ皆に振る舞われた。そしてパーティがお開きになる頃、屋敷の周りは霧が濃くなっていた。道が深い霧に覆われ、このままでは帰ることはできない。そうして参加者たちはこの屋敷に一晩宿泊することになった。 　主人の部屋がある棟には、パーティの参加者であるトウジ、レイコと使用人であるダイゾーの3人がいた。トウジとレイコが一通り就寝の準備を済ませたところに、主人がこう告げる。 「実はこの屋敷、幽霊が出るという噂があってな・・・」 　翌朝、屋敷の主人が殺されているのが発見された。死体はキッチンで発見され、幽霊のような白いもやに包まれていたという。棟の出入り口は21時以降締まっていたため、同じ棟にいた人間の犯行で間違いない。屋敷の付近はいまだに霧に覆われている。警察が到着するのにも時間がかかるだろう。その間に犯人が野放しでは気が休まらない。こうして、屋敷の主人を殺害した犯人は誰なのか話し合いが始まった。

塀の外に楽園はあるのか。 落合公園前刑務所。通称「落園」 秘密裏に開催される命がけのデスゲーム。強制的に召集され、決死の思いで出所の権利を勝ち取った元囚人達。そんな彼らを娑婆は優しく受け入れてくれる訳はなかった。ある者は身分を変え、またある者はその日暮らしの生活を送っていた。ただ、変わらなかったのは生殺与奪権を握られ続けていること。そんな彼らの元に、また一報が届く。 彼らはまだ落園に囚われている。 このシナリオでは殺人はまだ起きておりません。 これから必ず起こります。 皆さんは加害者かもしれないし被害者かもしれません。 また、このシナリオでは明確に勝者が誕生します。協力は考えないほうが賢明です。 己の生存の為に虚実を織り交ぜ、他を存分に出し抜いてください。

神の死体は、スラムのど真ん中に転がっていた。 ここは、《ラストピット・スラム》。 歯車仕掛けのスチーム都市《アイアン・サンクタム》の最下層にぶら下がる“排気口”だ。 死体は、その中央にさらされていた。 黒い雨の中、死体のそばに残されていたのは一枚の手紙。 「神は死んだ」 人は呟く。 「……“エリー”が死んだんじゃないか？」 エリー。誰も顔を見たことはないが、誰もが助けられたと語る。 死んだのは、果たして本当に彼女だったのか？ 誰が、何のために──“神”を殺したのか？

来週この高校で行われる体育祭に向けて、放課後に準備をしている生徒会のメンバーと教師たち。 各々準備を進めているはずだったが、体育館で教師の堤下健三が、美術室で3年学年委員長のミケル・タカノが死体で発見されてしまう。 5人の生徒会メンバーは犯人を見つけ出すことができるのだろうか…

本のページをめくる音だけが、静かな館内に響いている。 舞台は、町の古い図書館。 今夜、そこで──館長が殺された。 あなたたちは事件の第一発見者。 現場には残された証拠、そして各人の証言。 犯人は誰なのか。 そして、何のために……？

貴方は目が覚めるとグレーの世界に居た。 重たい体を起こし辺りを見回すが草木が生えてる以外は見覚えのない場所。 名前も年齢も家族の事も友達も、恋人も居るのかすら思い出せない。 今分かるのは背後から迫る何かが居る事だけ。 人生は選択の連続である。 その選択はどれも白黒はっきりさせなければならないものばかりだが、その中でも中間(グレー)も存在するこの世界であなたが選ぶのは白か黒かそれとも……。

　閑静な住宅街に佇む少し古いアパート 　　“深澄荘”。 　 　築数十年の趣ある外観と、どこか不気味な雰囲気が漂うこの建物は、その古さゆえに住民以外が足を踏み入れることはほとんどない。しかし、そこに暮らす住民たちにとっては、静かで快適な日常の一部だった。 　ところがある日、その平穏は突如として破られる。アパートの一室で起きたのは“密室殺人”＿＿窓もドアも内側から施錠され、外部からの侵入が一切不可能と思われる状況の中で発見された遺体。 　事件当日、アパートに居合わせたのは大家を除くたった4人の住人。密室を成立させたトリックとは一体何なのか？ そして、事件の背後に隠された真実とは？

現代日本、警察官を目指し熱意あふれる新入警官たちが集う研修施設。期待と不安が入り混じる初日から数日が経ったある朝、施設内で衝撃的な事件が起きる。 研修を担当していた田崎警部補が、頭部から大量に出血した状態で遺体となって発見されたのだ。研修生内でもパワハラ的な指導で知られており、多くの研修生が彼の態度に苦しんでいたが、死体となった田崎は見るも無残な姿だった。 当日ほとんどの研修生はアリバイがあった。犯行を行えた可能性がある3人が取り調べの為の控室に集められる。

深い山奥に佇む廃村。この村では、古くから『天使』が信仰されていた。 10年前、村の中央に聳える聖堂で、村人たちが白い羽を飲み込み、一斉に命を絶った。 この恐ろしい事件以降、村は“危険区域”とされ、立ち入りが一切禁止されていた。 ……事件からちょうど10年が経った現在。『期間限定の見学ツアー』が開かれることとなる。長年閉ざされてきた村が突如として開放され、このツアーは多くの注目を集めた。 来るツアー当日。選ばれた5人の参加者が村を訪れることとなる。 閉ざされた村で、あなたたちは何を見るのだろうか。

村外れの豪邸、ノクターン邸。今日もいつも通り1日が過ぎてゆくかと思われた。しかしその夜、書斎で主の遺体が発見された！誰が主を殺したのか。闇に溶けたノクターン邸で様々な思惑が交差するミステリーが幕を開く。