森の中に猫達が暮らしている村がある。 西に位置する黒猫村と、東に位置する白猫村。 対象的な姿をしているためか、村同士の仲は悪く長年に渡って争い事が続いていた。しかし村長同士の結託により、ようやく戦いは終わった。 数年が経ち、最近では交流を深めようという動きも活発である。 今日は黒猫村の村長宅で絵画教室が開催される日だった。 今回も仲を深めて終われると思っていた…。 しかし、村長の死体が発見されてしまった。 容疑者はこの教室の生徒である5匹の猫たち。 外部による犯行か。 それとも本当に生徒の中に犯人がいるのか。

音楽大学に入学した稔と鈴音。 それぞれの“混沌”を抱えながらも、二人は互いの音で心を鎮め、未来を紡ごうと歩き出す。

週末の午後、二人は出かけたついでにカフェに立ち寄った。 そこで交わされる幼馴染二人の会話。 はたしてどんな内容を話すのだろうか。

無事に朗読部を立ち上げ、朗読ユニット「ハルウラワ！」を結成した咲楽、彩乃、るんの3人は、 部室探しのために桜女子高校の旧棟へ向かう。 今は使われていない3年4組の教室に入ると……。 3人で協力して謎を解き、閉ざされた教室から脱出しよう。

目覚めると、何も覚えていない四人。徐々に思い出される記憶。それぞれの抱える秘密。歪な形の家族が、ただ幸せになりたかった物語。

2005年12月24日。 新潟の山あいにある小さな無人駅。 最終電車は、吹雪のせいで運休。 外は白い闇のような猛吹雪で、行くも戻るもできない。 そこに偶然居合わせたのは三人の男女。 『古き土地の伝承』を信じる農家のおじさん。 『呪いのチェーンメール』におびえる今時の女子高生。 そして、サンタの格好のまま帰れなくなった… 『都市伝説』オタクの大学生。 ただの足止めだったはずが… 荷物が動く、知らない足跡、不審な人影、不気味な音。 それは、吹雪のせいなのか。 それとも、本当に“何か”がここにいるのか。 一体この駅で、“何が起きている”──？！ 吹雪の夜、無人駅で過ごす奇妙なひとときが、今はじまる…！

バイト情報EX 急募：お人形さんに愛を持って接することができる方　 募集人数：3名程度　 期間：週末3日間泊まり込み（食事付き）　 家主が旅行に行く3日間の間、 お人形さんのお世話をするだけの簡単なお仕事です。　　　　 日給：200,000円

雪がしんしんと降り積もる夜。明日は、待ちに待ったクリスマスだ。 一人の少女は、窓から外を眺めソワソワとしていた。サンタクロースを待つために絶対に寝ないと決めていたのだ。 その時、コンコンと窓を叩く音がする。少女が開けると、そこには一匹の黒猫が座っていた。 「サンタクロースに会いたいかい？」

25XX年、戦争は彼らにとって「日常的」なものだった。 宗教、人種、食糧、原因は様々だったが、最早「戦いをするために戦っている」ような、目的すら見失っている争いだ。 そんな世界に生まれ両親を戦争で亡くし、祖父に育てられた孤独な少年リオン。 兵器を作り続けることを課せられ苦悩に満ちた科学者の祖父が、いつか独りになるリオンのことを想い、創りあげたアンドロイドの少女リシェル。 そんな少年と少女の物語が、この荒廃した救いのない世界で、今、始まる。

雪の降るクリスマスイブの夜。喫茶店「星灯」で開かれた小さな同窓会は、懐かしい笑い声とコーヒーの香りに包まれていた。 その片隅で、幼なじみの剣持美佳・我妻百合・水沼拓海の３人は、マスターに呼び出される。案内された奥の席で、彼らに差し出されたのは一通の封筒――１年前に亡くなった友人・神山優也の遺した手紙だった。 そこには、こう記されていた。 「剣持美佳、我妻百合、水沼拓海。僕を殺したのは、この中の誰かだ」 雪の夜、再び“罪”の記憶が目を覚ます。