人が人を殺す、それが罪にならない時代がわずか数十年前にあった。 　そんな時代に生み出された人間爆弾。特攻隊。「生きたい」と願うことが許されず、「死なないで」と口にすることも憚（はばか）られた。彼らは英雄なのか、犠牲者なのか。現代を生きる４人は彼らに何を伝え、何を学ぶのか。

ある日突然発生した“魔力災害”。 それは世界の均衡を揺るがす謎と危険をはらんだ未曾有の異変だった。 ある日の朝、村の少年カイルと少女リアは、それぞれ別々の場所で霧に包まれ、森の奥深くへと飛ばされてしまう。 剣を手に進むカイル。魔法の力を頼りに進むリア。 この森には、仕掛けられた封印、迷いのギミック、獰猛な魔物、そして古の遺跡が待ち受けている。 ときに勇気を試され、ときに信じる力が問われる中で、あなたは「どの選択」を選ぶのか？ 本作「霧封(きりと)の森と子供たち」は、【剣が得意な少年カイル】と【魔法が得意な少女リア】、どちらかを主人公として選び、森からの脱出を試みる、ファンタジーゲームブックです。 あなたの選択が、ふたりの運命を変える。 果たして、ふたりは無事家に帰れるのか。 これは絆と選択が導く、ふたりの冒険譚。

冬の夜。 雪が静かに降り積もる町で、二人は再び出会う。 それは偶然か、それとも約束だったのか。 過ぎてしまった時間を埋めるように 並んで歩く道の上で交わす言葉は、どこか懐かしく、そして切ない。 夜が深まるにつれて 胸の奥にしまい込んでいた想いが少しずつこぼれていく。 この再会が何を意味するのか。 そして二人が最後に選ぶ言葉は――その場でしか紡がれない。

ある日、美しい景色の中。二人の少女が出会う。 彼女たちは何を考え、選択し、そして歩むのか。

天空の都市スカイアークの冒険者 伝説の武器や宝が欲しい「剣士」、「魔法使い」、「ヒーラー」、「盗賊」の４名は伝説の魔道士ユーリが遺したダンジョン《REBELLION―リベリオン》に挑戦する。 果たして彼らは伝説の秘宝を手にできるのか…

鬼ヶ島──。 ”懲らしめ”のはずだったその戦いは、正義と暴力の境界線を越え“殺し”に変わった。 かつて鬼に村を荒らされたという噂を聞き、桃太郎は旅に出た。 仲間は犬、猿、そして雉(きじ)。旅の目的は「悪い鬼をこらしめ、平和を取り戻す」ことだった。 鬼ヶ島に乗り込み、ついに鬼の長・赤鬼と対峙する四人。 だが戦闘の最中、予想以上に激しくなった攻撃の応酬で、あたり一帯が砂塵に包まれた。 砂埃が落ち着くと、その場には絶命した赤鬼がいた。 倒れた赤鬼のそばには、止めに入った鬼の子ども・キコの姿も。 キコは叫ぶ。「懲らしめに来たって言ったよね……殺すつもりなんてなかったって……言ってよ……！」 誰もが「殺すはずじゃなかった」と口にする。 だが、誰かの攻撃が致命傷を与えたのは事実。 そしてキコが言う──「……じゃあ、誰が、お父さんを殺したの？」 桃太郎たちは、戦いの記憶を呼び起こしながら、各々の「責任」に向き合っていく。 それぞれの視点から語られる戦いの断片が、やがてひとつの真実を指し示す。 押し付けなければ、逃げ切れない！！

握り飯を持って山を登る。 ついた先には一匹のたぬき。 これは少年とたぬきの10年間の物語。

―― この世界は、君の想像よりも美しいだろうか。 これは、君の夢のお話。 もしくは……僕の贖罪のお話。 僕は、見知らぬ世界で1人の少女と出会う。 少女は記憶を失い、城に囚われていた。 城から出られない少女のため、 僕は見知らぬ世界を探索し…… 毎晩、少女に＜外の世界＞のお話を紡ぐ。 ……やがて世界の真実にたどり着いた時。 僕は旅の終わりに、たった1つの祈りを捧げる ――。

人型の動物たちと、人間が仲良く共存する世界。 そんな世界の、とある商店街で小さな事件が起きた。 警察官であるビーグル犬のワルトは、野良猫のオズと共に事件を解決するために協力する。

目を覚ますと、そこは真っ暗な空間。 あなたはどうやら仰向けの状態で、両手首は胸の前で縛られている。 ひどく窮屈で、しかも蒸し暑く、嫌なにおいがする。 シナリオの公式略称は「あふだん」