異星人に侵略され、支配と共存の狭間で成り立つ未来都市。街の闇で動いているのは、国の軍隊でも宇宙警察でもない。 異星人を狙って始末する、「星屑の掃除屋」と呼ばれる無法者たちだった。 アストラ、ルミナス、オルビット、ノヴァ。かつて侵略の混乱で瀕死に陥り、異星人由来の遺伝子によって生き延びた彼らは、その代償として人間離れした力を得ていた。 これは、そんな彼らの始まりの物語。

『――死体だけが、俺たちを迎えた。』 2025年10月1日、夜。成功の象徴、タワマン最上階。 奇妙なメッセージに呼び出されたのは、警察官、デイトレーダー、証券マン、そして僧侶。立場の違う4人が見たのは、部屋の主・投機好男の無残な死体だった。 犯人は、この中にいる。 全員が容疑者という絶望的な状況下、4人だけの危険な推理ゲームが幕を開ける。 嘘と秘密が渦巻く一夜。真実を暴き、生き残るのは誰だ？

【やさしい箱庭】 そこには、ゆっくりとした時間が流れていた。 この世界の片隅――”箱庭”と呼ばれる場所で、 四人の“はしっコ”たちが暮らしていた。 みんな、ほんの少しずつ何かを欠いていた。 欠けているのは、名前かもしれない。 記憶かもしれない。 あるいは、もっと単純な――安心感のようなものかもしれない。 けれど、はしっコたちは、 それを確かめることもなく、日向のように柔らかい光の下で遊び、笑い、寄り添っていた。 その箱庭の空気は、永遠の昼下がりのように静かで、 やさしかった。 【千年王国】 遠い昔―― 絶えることなく繁栄を続けてきた国があった。 その国には、一つの希望があった。 英雄＿ブリュンヒル。 美しく、そして勇ましく戦うその姿は、 “女神”の象徴として、人々に語り継がれていた。 そして王国の片隅。 森と湖に抱かれた小さな村で、 一人の少年と、一人の少女が静かに暮らしていた。 二人は幼いころから共に過ごし、 星のきらめきや朝露の輝きを、同じ景色として分かち合ってきた。 けれど―― その穏やかな日々は、 永遠には続かなかった。 ふたつの世界が、静かに、しかし確かに重なり合うとき―― 水面(みなも)に映る影は、形を変え、やがて哀い色を帯びていく。 これは、そんな影に手を伸ばそうとする、 ひとつの祈りと、ふたつの物語。

12月25日。冬休み前の最終登校日。生徒会メンバーは夜遅くまで学校に残って仕事を片付けていた。死体となった八雲生徒会長が発見されるまでは。

1990年 いつもと変わらない日常が覆る出来事が起きた。経験したことのない地震が人々を襲ったのだ。 同刻。震源地から少し離れた郊外の病院では地震により怪我した人の受け入れが決定されていた。医師たちは数え切れないほど運ばれる患者を治し続ける。命の危機が救われると同時に、数多の人間が地震によって亡くなった。 そんな中、終わりを迎えた命に対して異議を唱える者がいた。彼女は「夫は殺された」と言い続ける。 助け合いが生まれる災害で、人を殺すなんて有り得るのか？果たしてそれが本当なのか確かめるべく、医師三名と老婆の会合が始まるのだった。

俺の推しが殺された！？ アイドルVTuber桜餅紅葉（さくらもちもみじ）の死の真相を晴らすべく、VTuberオタク達による、VTuberのための犯人捜しが、今始まる。

シェアハウス入居者募集に応じた5人。 見学予定日、待ち合わせに1人があらわれない。 やむをえず山奥の古民家までやってきた4人が見つけたのは、来なかった1人の無残な姿だった！ 戸惑う4人は、はたと気づく。 もしやこの古民家は……忍者屋敷なのでは！？

裏社会の掃除屋＜静葬員＞。 君たちは現場の清掃と遺体の処理を行う。 今回も依頼通り仕事を終えた──はずだった。 「処理した遺体が"別人"だった。」 情報の誤りか、誰かの裏切りか。 君たちのボスは言う。「責任を負う者を決めろ。」 誰が"間違い"を犯したのか。 疑心暗鬼の探り合いが始まる。

活気と笑顔があふれる街、カントリーウズ。 この街は朝から晩まで多くの人が楽しく過ごし賑わっている。 そんな人々が暮らすこの街の一角で開かれるオークションが、最近注目を集めているらしい。 不規則に開かれるこのオークションに参加できるものは少ない。 しかし今、ここに集まったあなた方はこのオークションに参加出来た幸運な方々だ！ ぜひ、此度のオークションを楽しんで欲しい。

黒魔術師たちの祭典、「ブラック・マジック・マーケット」で、主催者の男が殺された。 黒魔術界の重鎮が集まるイベントで、こんな不祥事は許されない。 犯人の疑いをかけられたあなた達は、ケジメを付けさせる人物を決めるため議論を始めるのだった。