
天界の花 —Lycoris radiata―
ぬぬ・A-I
舞台は2025年、東京。
この世界には、先天的な遺伝により、本能として人肉を欲する特異体質者――
通称「餓徒(がと)」が存在する。
その性質からヒトと餓徒の間には深い溝があり、餓徒の治療と更生を目的とする「餓徒更生管理局」が設立され、“処置”という名の戦いが日常と化していた。
そんな時代に、“最強”と呼ばれた男がいる。
史上最年少で管理局特等へと上り詰めた彼は、やがて局を去り独立。
少数精鋭のチーム『リコリス』を結成した。
これは――
混沌とした世界に“理想”を掲げ、過酷な運命に抗う者たちの物語である。