
祈りの果て
ぬぬ
暗闇の中、遠くから誰かの祈る声が聞こえてくる。
それはまるで、耳元でそっと囁かれるように――少女たちの意識の奥深くへと、静かに沈み込んでいった。
目を開けると、そこは見慣れた「祈りの間」だった。
毎日、神に祈りを捧げてきた場所。
けれど今、その神聖な空間は血に染まり、変わり果てた先生の姿がそこにはあった。
その時、床に落ちた一枚の紙が目に入る。
「外の世界は醜く汚れている。楽園の門を開けば死が待っている。
先生を殺した罪人が、この中にいる。
そいつを見つけ出し、神に捧げることで君たちは救われる。」
疑問と恐怖が絡み合う中、少女たちはゆっくりと動き出す。
この場所で、何が起こったのかを知るために――