
human(oid)
ガッキー
今よりも少しだけ未来。
とある所長が開発したAI技術は爆発的に広まり、世界中でAIが使われるようになっていた。
AIには、AI工学三原則が埋め込まれている。
第一原則「AIは人間に危害を加えてはならない」
第二原則「第一原則に反しない限り、人間の命令に従わなくてはならない」
第三原則「第一、第二原則に反しない限り、自身を守らなければならない」
この原則のおかげか、AIと人間の共生はうまくいっている。
その所長が務める研究所では、所長、博士、および多くの研究者がAIのさらなる発展のため、日夜研究に勤しんでいた。
そんなある休日、人の少ない研究所で博士の悲鳴が響き渡った。
所長の専属AIであるメイド、博士の専属AIである執事、なぜか休日出勤している若手が所長室にたどりつくと、そこには机に突っ伏し、背中にハサミの刺さった所長の姿があったのだ。