
PERFECT-GAME
きこ
いくつもの謎を解き明かしてきた名探偵・瑞城 涼(みずき りょう)。
その傍らには、成長著しい若き助手・成宮 まひろの姿があった。
ある日ふたりのもとに届いた一通の招待状。
差出人は、かつて事件で関わった実業家にして謎解き愛好家、葉山裕一郎。
その内容は――
「あなたにぜひ、私が用意した”完全な推理ゲーム”を体験していただきたい。」
郊外の洋館には、葉山の妻・遥子のほか、数名の招待客がすでに集められていた。
舞台は整い、ゲーム開始の時を待つばかり。
──だが、事件は突然に訪れる。
外出から戻った探偵たちが目にしたのは、葉山の変わり果てた姿だった。
犯行が可能だったのは、館に残されていた3人の人物。
通報により駆けつけた刑事・高森 玲央とともに、探偵たちは真相を追うこととなる。
そして、探偵は言い残す。
「──もう犯人は分かっている。あとは、
君たちで導き出してくれたまえ。」
交錯する記憶と秘密、誰かを守るために隠される嘘。
完全な推理劇《PERFECT GAME》が、今、その幕を静かに上げる。