19XX年、冬。 　A国海軍は、戦艦デルフィア号に新技術を搭載する計画を秘密裏に開始した。それはいわゆるステルス技術――強力な磁場で戦艦を包み込み、敵国レーダーからの捕捉を回避するというものだった。 　数年をかけ、研究は順調に進められた。しかし、実証実験の前日、事件は起こる。 　実験のため視察に来ていた海軍司令官の死体がデルフィア号で発見されたのだ。 　容疑者となったのは、船長・航海士・技師・医師・研究者の5人。 　犯人は誰なのか？ 　そして、翌日に予定されている実証実験の命運は――？

悲愴・・・ 追憶・・・ それは"時"を彷徨う想いが綾なす終着点。 大事件の容疑者として対面した４人。 それぞれが信じる『答え』の先に、一応の結末を迎えた彼らは、今、何を思い、何を感じているのだろうか？ 『３年』の時を紡いだ彼らの歩む未来・・・ この世界の旅の終幕を彩る『悲愴と追憶のABEYANCE』の完結編です。

平和なサンゴ礁で、ウニの「ウニィ」が動かなくなっているのが発見された！しかも、その中身が一部抜き取られるという奇妙な事件が発生。 現場に集ったのは、トゲキチ、マローン、イボイボ、ほしみ、キラリンの怪しい5匹。彼らは口々に「自分こそが本物のウニだ！」と主張するが、それぞれ何か大きな秘密を抱えている様子で…。 そこへ、子供の「ニューモ」を探すカクレクマノミの「マリーン」も現れ、事態はさらに混乱？ 果たして真犯人は誰なのか。海底の奇妙な犯人探しとカクレクマノミの子供探しが今、始まる！

大人気ゲーム「エターナル・メモリア」でランキング１位を取り続けるチームの６名、ゼノス・アーク・フローラ・フレイム・アルカナ・ルナ。 彼らは年一度の大きなコスプレイベント「コス・フェス」で初めてのオフ会を企画する。全員が普段プレイしているコスチュームを着て、撮影会に挑むが、フェス中にリーダー役のゼノスが遺体で発見され...... チームワーク、仲間、友情、絆... そんな綺麗事では済まない、彼らの表と裏が交錯する

とあるロースクールで起きた、ひとりの教授の突然の死。五人の学生がそれぞれの秘密を胸に、真実と嘘の狭間でもがく。

本は過去と未来を繋ぐ人類の叡智。 それを守るオーロラ圕は今日も 優秀な魔法使いの司書が働いています。 さぁ、頁をめくって。 風が吹いて勝手に本の頁が進むことはない。 歩みを進めるのは少し勇気が必要で、 時には怖いかもしれないけど、 自分の手で頁をめくらないと 貴方の物語は始まらないのです。 いつだって物語の主人公は自分、 壮大な物語はすぐそこにあります。 飛び出せばそこには大きな圕（としょかん）と たくさんの魔法が交差する不思議な世界の物語。

4匹のサモエドの子犬の兄弟を産んだと思ったのに、一匹多い…？ もしかしたらポメラニアンが混ざっている？！…かも。 な物語です。

舞台となるのは“ポプラの街” 大きな大陸の西の外れに位置するこの街で、とある男の死体が発見される。 殺害されたのは、"ラーム教国"の司令官を務める男だった。 "ラーム教国"と言えば、この街から遠く離れた東の大国。 無数の民族をとある宗教で束ね、崇高なる魔法文明によって栄える宗教国家である。 この男の死を皮切りに、手に汗握る犯人捜しが幕を開ける。 容疑者は、とある４人の来訪者達だった。 だが、この時はまだ誰も知らない・・・ この後に待ち受ける、あの壮絶な未来を。

鬼ヶ島──。 ”懲らしめ”のはずだったその戦いは、正義と暴力の境界線を越え“殺し”に変わった。 かつて鬼に村を荒らされたという噂を聞き、桃太郎は旅に出た。 仲間は犬、猿、そして雉(きじ)。旅の目的は「悪い鬼をこらしめ、平和を取り戻す」ことだった。 鬼ヶ島に乗り込み、ついに鬼の長・赤鬼と対峙する四人。 だが戦闘の最中、予想以上に激しくなった攻撃の応酬で、あたり一帯が砂塵に包まれた。 砂埃が落ち着くと、その場には絶命した赤鬼がいた。 倒れた赤鬼のそばには、止めに入った鬼の子ども・キコの姿も。 キコは叫ぶ。「懲らしめに来たって言ったよね……殺すつもりなんてなかったって……言ってよ……！」 誰もが「殺すはずじゃなかった」と口にする。 だが、誰かの攻撃が致命傷を与えたのは事実。 そしてキコが言う──「……じゃあ、誰が、お父さんを殺したの？」 桃太郎たちは、戦いの記憶を呼び起こしながら、各々の「責任」に向き合っていく。 それぞれの視点から語られる戦いの断片が、やがてひとつの真実を指し示す。 押し付けなければ、逃げ切れない！！

それぞれに、それぞれの文明を築いていた7つの銀河が統合し 3000年以上の月日が経った。 様々な種族、生態、星系、文化が混ざり合い 新たな価値観と出会い、困惑、衝突、和解していき そこへ更に新たな価値観が生まれた。 そしてそれさえも過去となり新たな日常が根付き久しくなった そんな時代の物語。