あらすじ
「幸せになりたい。」 ただ、それだけだった。 私たちの暮らす現代とよく似た、少し先の未来。この国には、国民の幸福な将来を支援するための「幸福選択制度」が存在する。仕事、教育、住まい。人々は、自分の望む未来に必要な支援を申請することができる。そのためには、自らの持つ「自由」の一部を差し出さなければならない。国民一人ひとりの意思を尊重した、公平で合理的な制度だとされていた。 制度の窓口に二人の若者が訪れる。 安定した仕事を求める、19歳のアサヒ。 進学を望む、20歳のカナ。 二人を迎えるのは、窓口職員のマコト。 それぞれに事情があり、守りたいものがあり、諦めたくない未来がある。すべてを手に入れることはできない。何かを選べば、何かを失う。失ったものが報われる保証など、どこにもない。それでも、選ばなければならない。 今日を生きるために。明日を迎えるために。 「最後に確認します。この選択は、あなた自身の意思によるものですか?」 幸せになろうとした、どこにでもいる人々の物語。 これは、いつかのあなた自身の物語かもしれない。
キャラクター
アサヒ
アサヒ
19歳 一人称は俺 「明日を生きるために、未来を選ぶ。」 安定した仕事を求め、幸福選択制度の窓口を訪れた。生活を守るために、自分の未来を選ぶ自由を手放すべきか悩んでいる。 難易度:★☆☆
カナ
カナ
20歳 一人称は私 「夢を叶えるために、何を諦めればいいのだろう。」 希望する大学に合格したものの、学費の問題を抱えている。自分の夢と、大切な家族との暮らし。そのどちらも諦めたくないと願っている。 難易度:★☆☆
マコト
マコト
29歳 一人称は私 性別設定なし 「あなたの選択を、私は見届ける。」 幸福選択制度の窓口職員。申請者の意思を尊重し、公平に手続きを進めることを心がけている。日々、誰かの人生を左右する選択に立ち会っている。 難易度:★★★
制作者のコメント
作品を通じてあなたが何を感じたか、問いたいです。