
アラビアンナイトメア
キウイさん
舞台は遠い昔のアラビア地方にあるとある一国。
広大な砂漠の真ん中に、ポツンと佇む古びた宿。
揺らめく油灯の光の下、ラシードと名乗る身なりの良い男が宿泊客たちを見回し、静かに告げた。
「『XXX』を知っているか。XXXをすることで、XXXの記憶を読むことができる能力を持つ人間のことだ。そいつが今日この中にいるらしい。」
居合わせた者たちは、取り繕うような笑みを浮かべて杯を口にした。
だが、その心の内は穏やかではない。なぜなら彼らは全員、誰にも言えない『秘密』を抱えているのだから。
―――そしてその夜、ラシードは固く閉ざされた密室の中で息絶えていた。犯人を特定できる痕跡は、何も残されていない。
果たして、彼の命を奪ったのは何者なのか。そして、その目的とは?
今宵、誰かの嘘が暴かれる。
その結末に待つのは、果てなき悪夢か、それとも――。