あらすじ
舞台は遠い昔のアラビア地方にあるとある一国。 広大な砂漠の真ん中に、ポツンと佇む古びた宿。 揺らめく油灯の光の下、ラシードと名乗る身なりの良い男が宿泊客たちを見回し、静かに告げた。 「『XXX』を知っているか。XXXをすることで、XXXの記憶を読むことができる能力を持つ人間のことだ。そいつが今日この中にいるらしい。」 居合わせた者たちは、取り繕うような笑みを浮かべて杯を口にした。 だが、その心の内は穏やかではない。なぜなら彼らは全員、誰にも言えない『秘密』を抱えているのだから。 ―――そしてその夜、ラシードは固く閉ざされた密室の中で息絶えていた。犯人を特定できる痕跡は、何も残されていない。 果たして、彼の命を奪ったのは何者なのか。そして、その目的とは? 今宵、誰かの嘘が暴かれる。 その結末に待つのは、果てなき悪夢か、それとも――。
キャラクター
紅海の漁師・サリーム
こうかいのりょうし・さりーむ
身長195cm 太陽のような熱血男 性格は豪快で考えるより先に行動するタイプ 「俺の大事なもんは、絶対に渡さねえよ!」
キャラバンの商人・ユースフ
きゃらばんのしょうにん・ゆーすふ
身長175cm 口八丁で場を翻弄するお調子者。 ただ、そのふざけた口調の中にも影と芯の強さが感じられる。 「真実? ああ、それならちょうどいい在庫がありますよ。……お高いですがね。」
踊り子・ライラ
おどりこ・らいら
身長170cm 他者を寄せ付けない美貌を持つ、プライドの高めな踊り子 口は悪いが、困っている人はほっておけない性格。 「私の踊りにその程度の拍手? 価値の分からない凡人を相手にするのは退屈だわ。」
謎の男・タリク
なぞのおとこ・たりく
身長178cm 深くフードを被り、壁際に身を置く寡黙な男 「⋯僕に関わらないでください」
星詠みの少女・ナディア
ほしよみのしょうじょ・なでぃあ
身長155cm 星の瞬きに運命を読み取る、神秘的な雰囲気の少女。 浮世離れした言動が目立つが、時折すべてを見透かしたような予言を口にする。 「星は嘘をつきません。」 「……あら、あなたの未来、不吉な兆しが見えますわ。」
制作者のコメント
みなさん、睡眠時間は取れていますか? 長時間シナリオが流行っている中、あえて「150分を超えない時間の中で、どこまで満足度の高い作品を作れるか」に挑戦しました。 無理なく遊べて、しっかり満足できる。 そんな風に感じてもらえると幸いです。 ・・・なお、試行錯誤をくり返した結果、無事に作者の睡眠時間は犠牲になりました。 ――――― 挑戦的な試みも多い作品ですが、温かい目で楽しんでいただけると嬉しいです。