
星空を泳ぐクジラを、君と。
ゅぅぁ
ある冬の書店。書店員と少年の、ほんの小さな日常のひとこま。そして、ページをめくる音だけが残る、ささやかな夜の話。

選ばれた三分間
ゅぅぁ
恋人が死んだ。葬儀から3日後、僕は彼女のスマートフォンを開く。
そこには、彼女の人生の痕跡が残されていた。
覗かなければ守れるものがある。覗けば、知ってしまう。知るほどに、彼女は遠ざかっていく。
覗き見の罪悪感と、喪失の孤独のあいだで揺れながら、僕は「恋人だった」という言い訳と、「他者だった」という現実の間で揺れていく。
――そして、その時がくる。