外海の深い青に囲まれ、波を切るように進む豪華客船「メリーローズ号」。 この豪華客船の特徴は大きく2つ、一つは世界中から集まる富裕層を乗せていること、そしてもう一つは非常に高レートなカジノが船内に設置されていることだ。 カジノではギャンブルだけでなく、様々なショーも毎日開催されている。「メリーローズ号」は現在、1週間の航海中であり、船内の熱気は十分に満ちていた。 ところが最終日の朝、船内の平穏は突然崩された。 ビクターという乗客の遺体が、VIPルームで清掃員によって発見されたのだ。 VIPルームに入室できた人物は3人。 疑心暗鬼になりながらも、自らの潔白を証明するために彼らは捜査を始める。

　「絶対に見破れない」というマジック動画を投稿し有名になったサーカス団「ハロウィンサーカス」 　ランダムに引いたトランプでロイヤルストレートフラッシュを作るという簡単な手品でありながら様々なマジシャン・動画編集者が分析しても、そのタネを明言できる者は現れなかった。 　実際に彼らの公演を観にいった客はこう口を揃える「車を持ち上げるフランケン、透明人間の乗る自転車、空飛ぶ魔女、火の中のバンパイアや体がちぎれたゾンビも死なない。奴らはタネも仕掛けもない本物のお化けだ」と。 　しかし、ある公演前に「檻の中のライオンが消える事件」が発生した。なぜ舞台裏で、誰が、どうやったのか？客は満員、公演開始が迫る中、あなたは“全てのタネ”を見破れるか？

その王国には、とても美しい姫が居ました。 彼女は誰にでも分け隔(へだ)てなく優しい、素晴らしい女性です。 容姿端麗で自由奔放な人柄だった姫は、よくお忍びで城下町に出かけては、王様に怒られていました。 ……そんなある日、姫が絵描きの男と駆け落ちしてしまいます。 姫の部屋を調べると、絵描きの男がしたためたとみられるラブレターが出てきました。 このラブレターが全ての元凶。 しかし、その日、姫にラブレターを届けることができたのは、騎士、道化師、占い師、大臣の４人だけ。 誰が姫にラブレターを届けたのか……。

男子高校生の俺、友心(ゆうしん）は毎朝の日課で神社に向かう途中で、刑事の月島さんとぶつかって、なんと中身が入れ替わってしまった！ ドラマ好きの俺は嬉々として事件解決の使命を引き受けることになったけど、事情聴取のやり方や推理の手順が全然わからない！ 果たして俺は、月島さんの代わりに事件を解決できるのか？ しかも、俺の期末試験は、月島さんの頭脳にかかってる！ それにしても最大の問題は、2人とも元の姿に戻れるのかってことだ。 俺たち、一体どうなっちゃうんだろうな？

池袋には3人の探偵がいる。 池袋一アツい探偵・焔(ホムラ)教授。 池袋一冷静な探偵・青鮫照(アオザメ・テル)。 池袋一ひょうきんな探偵・拍子木(ヒョーシギ)先生。 この3人がいれば、どんな事件でも解決すると言われている。 しかし、事件は探偵たちの不在中に起こった。 国際指名手配犯”タバティーニ”が、池袋のどこかに爆弾を仕掛けたというのだ。 タバティーニは警察の活躍によりすでに捕まっているが、爆弾の場所を決して言おうとしない。 警察は探偵たちに捜査を依頼したが、現れたのは探偵の弟子たちだった。 探偵不在の池袋で、平和は弟子たちに託された！ ※注意！※ 「素でできる」事をテーマにしたシナリオのため、プレイヤー扮する「弟子」はキャラクター設定がありません。。 選ぶ基準として、「アツい」「冷静」「ひょうきん」という属性から、自分に合っていそうな(または、やってみたい)ものを選んでみてください。

「特徴のないモブ顔」だけが働くコンセプトカフェ、『モブ喫茶』。しかし、そんなモブ店員達の中に、１人だけ「整形した元イケメン」が働いているらしく…！？　はたして嘘をついている偽モブは一体誰だ！？

探偵事務所の元へ、とある依頼が舞い込んだ。 「我が子が行方不明になってしまった」とのこと。 最後に行方不明者が目撃されたというカフェへ、探偵と助手が訪れることになり……

「……って言うんですか？！」 女の子の怒鳴り声で意識が覚醒する。目を開けると、白い天井があった。 「ヒカリ！目が覚めたんだな、よかった…。」 男の子の声が聞こえそちらに目をやると、警察官のような中年の男性と、高校生位の男女がいた。 中年の男性は本当に警察官らしく、警察手帳を私に見せながら簡単に自己紹介を済ませると神妙な面持ちで続ける。 「目覚めたばかりで申し訳ない。…ヒカリさん、貴方のお父様が昨晩何者かによって殺害されました。その件で少々お話を伺いたいのですが。」 …ひかりさん。私を見てそう呼びかけている。…父親が、殺された？ ぼんやりしていた頭が徐々にはっきりしてくるとともに、自分の異変に気付く。 「……記憶が、ありません。」 「なんですって。」 困惑する警察官と、目を見開く女の子と男の子。女の子は今にも泣きだしそうな顔になり、男の子は何かに対する怒りをこらえるような顔で拳を握りしめていた。 はたして、事件の真相にたどり着くことは出来るのだろうか。

しんしんと降り積もる雪は、すべてを静寂に帰す。 無音の世界でひとり歌い奏でる彼女はまるで女神か天使のようだ。 俺なんかとはやはり住む世界が違うのだと思い知らされる。 彼女の唇から美しい音が零れ出る。静かな夜に響く綺麗な声。 歌う彼女の顔を見ていると、何に代えても守らなくてはと思う。 それと同時に――、彼女をぐちゃぐちゃにしてやりたいとも考えてしまうのだ。 私が歌う。彼の熱い視線が注がれる。 彼の真っ直ぐな眼差しに触れていると、何故か私も熱を帯びていく。 それと同時に――、この歌声を彼が唇で塞いでくれればとも考えてしまうのだ。 そんなこと、絶対に考えてはいけないのに。

西暦2324年、未来都市エクリプスシティでは、全ての市民が頭に装着したICチップを通じてシティAI「NOVA」と交信している。日常の一部となったこの技術により、人々は思考だけで車を操ったり、義手を動かしたり、生活を便利にしている。しかし、この進歩の裏には暗く深い闇が隠されている。 ある夜、宿で鳴り響く大きな警報音。この音に導かれて四人はある部屋の前に集まる。部屋の中では、ベッドの上で生気を失った男が固まっている。レオンがその男の生死を確認すると、彼は既に息を引き取っていた。 この死は、ただの事故ではない。四人はそれぞれの能力と過去を駆使し、犯人探しとともに、エクリプスシティの裏に隠された深い闇へと挑む。彼らは死んだ男の所持品から手がかりを見つけ、街の表と裏をつなぐ影を解き明かしていく。