「うわあああん！　俺、もうすぐ死んじゃうよ～～！」 ある昼下がり、しゃっくりを98回してしまったという友人が泣きついてきた。 100回目のしゃっくりをしてしまったら死んでしまうと彼は思い込んでいるのだ。 1人は思った。 ――そんなもの迷信だと教えてあげなければ！ もう1人は思った。 ――その通り！　しゃっくりは100回すると死ぬんだ！　ちゃんと肯定してやらないとな！ 交錯する2人の思惑！口を押さえてしゃっくりを我慢するバカ！ さあ、どうにかして彼を説き伏せろ！

　ファンサービスはおろか、メディア露出も一切しないが、類まれなる推理力でその名を轟かせた“伝説の探偵”――斜六(しゃろく)。2年前に探偵業から退いた彼が、ある未解決事件への考察を元にした探偵小説を書き上げたという。“伝説の探偵”が初めて描く探偵小説ということで世間は沸いた。 　しかし、そのお披露目イベントの会場控室で、斜六は死体となって発見される。偶然重なった清掃による階段封鎖とエレベーターの故障により、斜六の死体発見前後に控室と同じ階にいた者は少ない。そのうち、単独で行動していたのは３名だけであった。 　すなわち、この中に斜六を殺害した犯人がいる――。

舞台は魔法と科学が融合するフルダイブ型VRゲーム「NeoVerse」。トッププレイヤー「スターダスト」がゲームをプレイ中、突然VRギアから大電流が流れ、死亡してしまう。予測AIによって絞り込まれた容疑者3人による議論が始まる。

ここは極寒の地、南極。 かしわ、ぼたん、もみじの3匹の兄弟ペンギンは悩んでいた。 3匹の父親である「パパペンギン」が卵を温め始めて、２ヶ月ほどが経つ。 そろそろ「ママペンギン」と卵を温める役目を交代する時期だが、「ママペンギン」が帰って来る気配が一向にしないのだ。 ドンドンやせ細っていく「パパペンギン」を見て、3匹は「ママペンギン」を探すことにした。 しかし南極には、ペンギンの天敵、カモメ、シャチ、アザラシなども居る……。 果たして３匹は、そんな過酷な状況の中、「ママペンギン」を見つけることが出来るのか？

１年数か月ぶりに届いた「突然ごめん、会えないかな？」というメール。 なんで、“今更”－－？　そう思わなかったといえば、嘘になる。 大切な親友を失い、ともに悲しみを癒したかったとき、そばにいてくれなかった。 なんで、“今更”－－？ そんな疑問は消えないが、紗季の中には久しぶりの連絡を喜ぶ気持ちがあったのも事実だ。 彼女は「今度の日曜なら会えるよ」とメールを返した。

　あなたたちは、突如（とつじょ）異世界へと召喚された。そこは女神が支配するファンタジー世界だった。 　異世界ライフをエンジョイできると喜ぶあなたたちの前に、女神のしもべを名乗る妖精が現れ、重大な事実を告げる。 「君たちの中に、転生者狩りが混じっているみたいなんだ。がんばって、その転生者狩りを見つけ出してね」 　そう言い残して妖精が姿を消すと、その場には転生者であるあなたたち３人と、転生者狩りに殺されたという、もうひとりの転生者の死体だけが残された。 　安心安全な異世界ライフのために、あなたたちは転生者狩り探しをすることにした。

貧乏サラリーマンのまことくんの今晩のメニューはカレー。 カレーの具材になれるのは2種類のみ。 ポテ太、キャロ子、オニ夫はどうしてもカレーの具材になりたい。 カレーの具材2枠をかけた野菜たちの論争が今、始まる。

「もういいかい？」 「まぁだだよ」 「もういいかい？」 「もういいよ」 夕刻を告げる鐘が鳴る。 「そろそろ、おしまい？」 「ねぇ、ずっと遊んでる「わるいこ」は、《いいかいさん》につれてかれちゃうんだって！」 「しらねーし。もっと遊ぼーぜ！」 かくれんぼは、いつまで続く？

「う、うぅ……」
 目覚めたタツヤの目に映るのは、見慣れない白い天井だった。 「ここは……病院？ 俺は一体なにを……ていうか、何があったんだ？」 脳「大変! タツヤってば、記憶がなくなってる!? ちょっと、何があったのよー？」 海馬、前頭葉、シナプスたちは、タツヤの記憶を取り戻すために話し合いをすることにした。


はるか株式会社に勤めている3人。 新入社員歓迎会で居酒屋に集合！ のはずが、新入社員の早乙女ひなが見当たらない。 これは事件だろうか？それとも…？