ウズで遊べる文章量が多いのマダミス一覧
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揺蕩う僕らの最終章
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風が凪ぐ空へ手を引くくらいに吹き抜けたのは、3月の終わり。
望んでいた。ずっと待ち望んでいた。この日を。
僕らの最終章になるこの日を。
嗚呼、あの日みたいな、乾いた、澄んだ、晴天だなぁ。
お日様が沈んだら学校裏の石の海月の前に待ち合わせ。
4人で始まった逃避行は1人の女子高生、結夢(ユメ)の死によって幻、泡、影のように掻き消える。
残された3人は息もできないこの世界で何を思うのだろうか。
3
人
130
分
490
2025/12/17公開
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「白、沈黙」
じぇ
夏。
バカンスに来ていた私たちは、友人の別荘で楽しい夜を過ごしていた。
翌朝、友人だったはずの首のない死体を発見する。
犯人は誰なのか、アリバイがあるのは私しかいない。
1
人
100
分
2025/12/15公開
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サンタクロースが死んだ朝に。
テツアレイ
雪の停車場で、ひとりの少年は道に迷う。
そこに佇んでいたのは、
どこか懐かしく、どこか寂しげな“住人”と名乗る人物。
ふたりは、静かな夜の中で言葉を交わす。
失くしたものの話、
信じていたもの、
そして――まだ言葉にならない痛みの話。
やがて、遠くから列車が近づいてくる。
乗るべき人だけが乗る、不思議な列車。
雪の匂いと静けさの中で、
彼らは何を手放し、何を抱えたまま進むのか。
これは、
散りばめられた夜空のような、
ひとつの哀い“通過点”の物語。
2
人
50
分
2025/12/14公開
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ユートピアの彼方へ
ちぃひろ
2XXX年。
多くの機器にAIが搭載されるようになり、やがて、AI自身もまた新たなAIを生み出すことが可能になった。
社会の担い手はAIとなり、人間は労働せずとも、充分に幸せな暮らしを送ることができるようになった。
人々は「ユートピア社会」の到来だと、世界の変革を喜んだ。
しかし、思いもよらないことが起こる。ある時期から、人口の減少が止まらなくなったのだ。人々はある動物実験の存在を思い出す。1960年代に行われた「ユニバース25」……。
人類の滅亡が現実味を帯びてきたころ、それを回避すべく、ある研究所が設立された。それが、「ユートピア社会研究所」である。
研究所には人間の研究員はもちろん、科学の粋を集めたヒューマノイドも配属された。
しかしある日、そのヒューマノイドが、破壊された状態で発見される。ヒューマノイドは自壊できない。いったい誰が、ヒューマノイドを殺したのか。
これは、「ユートピア社会研究所」で人類の再興を願う者たちの物語。
4
人
160
分
2025/12/13公開
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amarillo
じぇ
鳥の声が聞こえる。
ああ、朝が来たんだ。
直感的にわかる。
今日は楽しみなことがあるんだ。
身支度をし、集合場所へ向かう。
集合場所には一人しかおらず、あいつはまだ来てないようだ。
突然、白い光が目に入る。
だんだんと視界を覆いかぶさってくるその光を避けようもなく、 濁流のように意識ごと飲み込まれてしまう。
そこでプツンと意識が途切れた。
2
人
70
分
2025/12/12公開
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世界の果てで瞬いて~The Silence Glow~
@らくす
十年前、世界は突如として現れた未知の感染症『CX ウイルス』によって変化を余儀なくされた。高い致死性と異常な感染力により各地で人々は倒れ、都市機能は急速に失われていった。
政府や医療機関は対応に追われ、通信網や生活インフラが次々と途絶(とだ)えたことを皮切りに、世界は僅(わず)かな時間で“文明”を失った。
街は放棄され、人の気配は何処(どこ)にもない。
荒れ果てた建造物、放置された車列、規則性を失い生い茂る植物たち。
今では、かつての文明を象徴する残骸が、静かに風に揺れるだけだ。
そして、2035年12月。
凍てつく冬を迎える中、PC1 ユキヤと PC2 ヒメカのふたりは、かつて日本の中心だった東京へと足を踏み入れた。
2
人
120
分
420
2025/12/08公開
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君へ灯を
まさあっきー
ある屋敷に招かれた縁もゆかりもない4人。
探偵 時任夕映(ときとうゆえ)が自らの見識を広めるために、定期的に開催しているパーティーに招かれたのである。
豪勢な食事に謝礼まで出ることから、このパーティーに招待されることは幸運だと、誰もが口をそろえて言う。しかし、今回のパーティーの招待客にとっては、はたしてそうだろうか?
というのも、4人が時任夕映と対話してから数時間後、彼女の死体が発見されたのである。
4
人
180
分
2025/12/07公開
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水牢館の密室 "How done it?"
つるひろ
名探偵と評される4人の元に、水牢館の主人・海堂崇継からとある催しへの招待状が届いた。
その催しとは、全国から集められた選りすぐりの探偵達による推理大会だった。
彼らに与えられたお題は、3年前に水牢館で起きた”未解決事件”の真相。解き明かした者には、莫大な報酬が約束された。
そう、真っ先に真相に辿り着くのは誰かを競い合う。ただ、それだけのはずだった。
その未解決事件と同じ状況で殺人が起こり、水牢館がその名の通り、水に囲まれた巨大な牢獄と化すまでは。
5
人
240
分
560
2025/12/05公開
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デッドカルト
金儲け研究所
日本に突如ゾンビウイルスが蔓延し始めた!
ウイルスの抗体を求めてある建物に向かった4人は、そこでゾンビに囲まれ孤立してしまい、建物内で一夜を過ごすことに。
そして夜が明けるとメンバーの1人が建物の外で倒れているのが発見された!
ゾンビだらけで危険なのに何故外に?もしかしてこの中の誰かが……?
事態は好転しないまま疑心暗鬼だけが深まっていく。
ゾンビが侵入するまでに残された時間は多くない。
5人は建物から無事に脱出できるのか?そして胸の内に秘めた目的を果たすことは出来るのか?
類まれなる洞察力で、あるいは即興で紡がれた出まかせで、この危機的状況を切り抜けろッ!
5
人
240
分
2025/12/02公開
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霊媒少女の事件簿
安田均・こあらだまり・グループSNE
寂れた鉱山町ダストリッジ――いまやほとんど人影のないゴーストタウンとなったこの町の片隅に、モーテル〈ロイヤル・エバーグリーンズ・レスト〉がある。ここは30年前のクリスマスの夜、崩落事故によって4人が亡くなった場所だった。きみ=【霊媒少女】は、偶然、30年前の“あの夜”に迷い込む。
階段ホールのクリスマスツリーの根元には主人ハンクの遺体。その傍らに立つのは三人の幽霊――セールスマンのエディ、看護師のティナ、ハンクの息子マイルズ。彼らは訴える──この事件を解決し、ハンクの無念から自分たちを解放してほしいと。
そう。事件は崩落事故として埋もれた――けれど、あれはたしかに“殺人”だった。
【霊媒少女】は三人の幽霊とともにモーテルを巡り、失われた証言と隠された動機を拾い集める。過去の真実を解き明かす、一夜限りの捜査劇が始まった。
1
人
120
分
840
2025/11/28公開