あらすじ
ここはとある老人ホーム。 どこにも居つけなかった老人たちが住まう終着点であり終の棲家。 曰くつきの老人たちはヘルパーさんに見捨てられ、お互いがお互いを助け合うように、慎ましく生活を営んでいた。 互助の精神のもと、お互いの欠点を罵り合いつつも、事件は起こってしまった。 「フゴ!!!!!イエアアアイーーーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!」 (フゴ!!!!!入れ歯がないーーーーーーーーーーッ!!!!!!!!!!!) あるはずの入れ歯が、無くなっていたのだった――――――。 ここはカスの老人ホーム。 今ここで、入れ歯を巡るドラマが始まる。
キャラクター
老人型業務支援人造人形
ロボジジイ
ある事件がきっかけで廃棄処分が決定するも、周辺住民の署名の甲斐もあって処分を免れ、老人ホームに入れられることとなる。 現在は老人ホームで生活を営みつつ、不老不死の肉体をもって周囲の老人の支援にあたる。
竹 三佐
頑固ジジイ
元軍人の声が大きいジジイ。 若い頃戦艦の砲手を経験している。 労働環境が騒音の多い所だったのでひたすらに耳が遠い。そのため声のボリュームの調整が下手。 仁義を重んじる、筋の通った生き方を好む一方で頑固すぎる一面もある。 誠実すぎるため、下手な嘘がつけない一面もある。 最近はボケてきているため、忘れ物が多い。 ある理由から老人ホームを転々としてきたが、最終的に今の老人ホームに定着した。
井谷見 井生蔵
イヤミジジイ
陰険なジジイ。 眼の下に大きなクマをぶら下げて、猫背で正論と嫌味をブツブツ……。 正気を疑うほど人に対して攻撃的なくせに、自分が攻撃されるとヒステリックになる。 唯一ボケていない。
栗東 鼠
リスババア
流れ者しかいない老人ホームに住まう、唯一の癒し。 全員から愛される、優しい性格。他人に優しく自分に厳しく。 リスのように頬に何か蓄えている。 見た目は老けておらず、若い。 ボケているため放浪癖がある。
制作者のコメント
この作品はフィクションです。 twitterひょろ~してね@zenka_motti