あらすじ
聴覚が狂い始める恐怖。果たして彼女を救えるのか? 共通の知人である高橋夕映が突然行方不明に。 同僚の白石乃亜と弟の神谷充、2人は彼女の行方を追うため調査することになった。 しかし、残された留守番電話を聞き進めるうちに、二人の聴覚に異変が起こり始める── 最初は些細な聞き間違い。やがて言葉が歪んで聞こえるように。 症状は進行し、録音された音声の意味が理解できなくなっていく。 これは単なる心因性の症状なのか? それとも「追跡症候群」と呼ばれる超常現象なのか? 聞こえ方の違う2人が協力して音声を解析し、真相に近づいていく協力型ホラーシナリオ。 彼女が最後に残した「声」は、果たして何を意味していたのか?
キャラクター
白石 乃亜
しらいし のあ
22歳の女性会社員。性格は控えめで、ちょっと怖がり。
神谷 充
かみや みつる
22歳の大学4年生。性格は天邪鬼で、ちょっと強がり。
制作者のコメント
Special Thanks 癒月様/『ひぐらしのなく頃に』 雪森アヤト様 草薙茉莉様 VOICEVOX:玄野武宏(CV:ガロ) 「聞こえ方の違い」を活かした協力プレイの新境地を意識しました。 この作品は「2人でなければ絶対にクリアできない」ことにこだわって制作しています。 各プレイヤーに異なる「聴覚異常」を設定することで、1人では聞き取れない音声も、2人で協力すれば解読可能になる仕組みです。例えば乃亜は「ま行」が聞き取れず、充は「ら行」が聞き取れない。この設定により、自然と「相手が必要不可欠」な状況を作り出しています。 段階的に悪化する症状の演出 留守番電話を聞き進めるごとに聞き取れない音が増えていく演出は、プレイヤー自身が「追跡症候群」にかかっていく恐怖を体験できるように設計しました。最初は軽微な違和感だったものが、やがて深刻な認知障害へと発展していく様子を、実際の音声体験として味わっていただけます。 『選択の重み』 終盤の選択は、ホラー作品における究極の選択です。好奇心と恐怖、義務感と自己保存本能──その葛藤こそが、この作品の核心部分だと考えています。 プレイ時間は2時間程度ですが、2人で謎を解き明かしていく過程で、きっと忘れられない体験になるはずです。怖がりな方も、相手がいれば最後まで楽しめる作品に仕上がったと思います。 ぜひ、信頼できるパートナーや見知らぬが頼りになる誰かと一緒に、この音声の迷宮に挑戦してみてください。