あらすじ
人の身で全てを知ろうとは愚かなこと。 時代は昭和後期。 山奥の村に存在する大口(おおくち)村。 その村では独自の神「オオクチ様」が信仰されていた。 年に一度の祭りの日、村人の一人である猟師の遺体が見つかる。 そこにオオクチ様のお告げを受けたと言う神子が現れ、こう告げた。 「この中に非常に強い悪意を持った者がいます」
キャラクター
神子(みこ)
みこ
性別:女性 年齢:不詳(子供にも老人にも見える) 身長:130センチ 一人称:わたくし オオクチ様を祭るオオクチ神社の神子。 お告げを受ける役目があり、村長以上の村最大の権力者とされている。 非常に小柄で華奢な体格をしており、子供なのか老人なのかも判別がつかない。 滅多に人前に姿を現さず、その存在は尊敬と畏怖をもって村人たちから崇められているが、彼女自身がどんな思いを持っているのかを気にするものは少ない。 ※投票権はありますが、投票対象ではありません。
村長
そんちょう
性別:男性 年齢:40代 身長:165センチ 一人称:儂 大口村の村長。 神子を補助する役目があり、人前に出ない神子の代理人としての役割を持つ。 腹の出た体型で、村人には権力者として横柄に振る舞う。 立場上神子には逆えないが、その下げた頭で何を考えているのかは伺い知れない。
青年
せいねん
性別:男性 年齢:20代 身長:170センチ 一人称:僕 村の若い衆の一人。 真面目な働き者で、よく村の仕事を手伝っている。 体格、容姿ともに非常に平凡である彼が、心の奥底にどんな想いを持っているかは彼自身しかわからないだろう。
占い師
うらないし
性別:男性 年齢:20代 身長:178センチ 一人称:俺 数年前にふらりと大口村へ現れ、住み着いた男。 自らを占い師と名乗り、村人の未来や不幸を言い当ててきた。 その占いは驚くほど正確で、いまや「百発百中」とまで噂されている。 がっしりとした体格に似合わない冷めた眼差しをしており、彼の本心を推測することは難しいだろう。
学者
がくしゃ
性別:女性 年齢:20代 身長:158センチ 一人称:私 数日前から村に滞在している女性。 民俗学の専門家であり、その調査に来たと語っている。 知的で落ち着いた雰囲気を漂わせているが、その瞳に宿る熱意が本当に学問への情熱なのか、それとも別の何かなのかは誰にもわからない。
笛吹き
ふえふき
性別:非公開 年齢:不詳(20代に見える) 身長:170センチ 一人称:非公開 祭り当日にふらり現れた笛吹き(旅芸人は珍しくない時代である)。 足の長いすらりとした体格、美しい金髪の長髪をしており、笛の演奏も一級品。 その姿は、端正な異国の王子にも、見目麗しい舞姫にも見える。 果たして、その美貌と音色の裏には何が隠されているのだろうか。
制作者のコメント
※音楽はMOMIZizm MUSiC(もみじば)様のフリーBGMを使用させていただきました。