事故物件の噂が流れるアパート・五ツ奈荘（いつつなそう）。 元夫のストーカーから逃れるため、仕方なくここに住み始めたユリカ。 今日は彼女のストーカー対策をサポートしてくれる、従兄のトオルが訪れていた。 そこで外の通路から二人の住人が争う声が聞こえてくる。 「あの儀式から102号室のタケ爺さんが死んじゃったし、私の部屋にも幽霊が出るようになった」 と怒りをぶつける101号室の住人、アヤミと、 「あんたが儀式でミスしたんじゃない」 と冷たく突き放す203号室のルミナだった。 口論する二人をなだめようとユリカとトオルは話を聞くうちに、五つ奈荘に伝わる不吉な＜言い伝え＞に巻き込まれていく…。

Z建設の新人研修に事情で参加できず、予備日の研修を受けることになった4人の青年。 職員のいない施設で初日の夜、怪現象が起こる。 2日目に訪れた総務課長の指示で、彼らは怪現象の真相を明かすことになるが…。