あらすじ
「細菌をばら撒いてしまった!」 そう叫んだのは、細菌研究の第一人者にして天才──オルビス所長。 研究室のメンバー六人は、急遽、地下に設けられた核シェルターに避難させられる。 閉ざされた空間。電波の届かない場所。 外では人類が滅亡しているかもしれない──そんな緊張のなか、シェルター内で突然、オルビス所長が死体となって発見される。 自殺か?事故か?それとも……。
キャラクター
フランク
『え、えっと……これ、ラベル……たぶん……合ってるよね……いや、逆……かも……』 根が暗すぎて、常に自虐していないと気が済まない。実験自体は真面目にしているが成果が出ているかと言われると怪しい。
デイジー
『デイジー、生きてるだけで優勝♡』 オルビス所長が新卒採用したが、実際はオルビスのパパ活相手であることを皆が察している。スマホとリップ以外持ち歩いていない。実験内容は理解しておらず、薬品と水を間違えることも多いが、本人は仕事をこなしているつもり。
トーマス
『そりゃ結果だけ見たら、のぅ。過程は……死人が出とらんだけ奇跡じゃろ。』 酒に溺れたアル中おじさん。いつもオルビス所長に振り回されているため、アルコールに逃げるのも致し方ないだろう。実験しているところは見たことがない。
クリス
『私のジェントルメンソウルがそう告げている。』 紳士で"ジェントルメン"な彼は全てがエレガント。エレガントすぎるがゆえに、実験でも結果を出すが、定時退社する。
ベル
『……あなたの頭より可愛いものなんてこの世にないわ。』 唯一のまとも枠。美しい容姿に、テキパキと指示を出す姿はこの研究所、最後の希望と言えるだろう。ただし、口調が強い。
制作者のコメント
これまでMARUの作品は「今までにない何か」をモットーに、トリッキーな構造や仕掛けを追求してきた一方で、王道のマーダーミステリーを求める方々との間に、少なからぬミスマッチがあったとも感じていました。 自分の秘密が暴かれないように犯人を探すスリル。真実にたどり着くためには、どこまで自分をさらけ出すべきか──そんな駆け引きの醍醐味。マーダーミステリーに少し飽きを感じてしまった方にも、初めてマダミスを知った頃の“ドキドキ”を思い出していただけるようなシナリオを目指しています。 本作では、もし犯人に自分の秘密が知られてしまった場合、自動的に“犯人を守る側”へと立場が変わるという仕組みを採用しています。 そろそろ飽きていませんか? すべての秘密を開示することが前提となったマーダーミステリーに。 これまでのMARU作品とは一線を画す、新たな戦略性と推理の楽しさを、ぜひご体験ください。 制作:MARU イラスト:🍬 デザイン:ita NPC CV:パラワン大平田