あらすじ
ある日、いとこがやってきた。 そして、いとこが死んでいる。 この中の誰かが惨殺した。 自分たちだけで犯人を見つけねばならない理由がある。 ――まずその理由を思い出そう。 わたしたちは――家族――だったはずだ。 家族の中心にいるのは――誰であるべきなのか? 視覚を奪われた被害者のいとこ 腕を奪われたその義妹 歩行を奪われた被害者の従兄 声を奪われた被害者の叔母 そして――
キャラクター
瞬介
しゅんすけ
20代半ば、男性 朋生のいとこ(ひとつ年上)。 サングラスで両目を隠しているがイケメン。朋生の記憶では、かなりモテており、優しい人物だった。 視覚を失っているのは間違いないが、ニュータウン内での行動は不自由なくおこなえる。また、他の者たちによって「何が見えているか」を教えてもらえるので、調査には支障がない。 ひとこと 「朋生が死んでいるだって? 本当なのか? どうしてこんなことになってしまったんだ? くそう、きっと仇はとってやるぞ」
美咲
みさき
50代、女性 瞬介と路人の母。事故で声を失ったというが、スマホなどで発声を補っているため、話し合いなどに支障はない。被害者朋生の叔父であり、彼女の夫である広志は、既に逝去している。 ひとこと 「ナンテコトカシラ。ナントシテデモ、コンナ罪深イコトヲシタノガ誰カ、ツキトメナクテハ。大変ナコトニナル気ガスルノ」
路人
みちと
30代半ば、男性 瞬介の兄、朋生の従兄。年が離れているため、交流はあまりなかったが、スポーツマンで頭脳も優秀なエリートだった。 両足が不自由で、車椅子を使っている。操作には熟練しており、ニュータウン内の移動には支障がない。
撫子
なでしこ
20代前半、女性 瞬介の妻である晶の妹。両腕が生まれつき不自由で動かないらしい。そのせいもあるのか、引っ込み思案で、いつも姉の影に隠れているようだ。 ひとこと 「わたしは、朋生さんのことはよく知りませんが……あまりにも惨いことですよね。こんなこと、二度と起こらないでほしい。……どうすればいいと思いますか、姉さん?」
制作者のコメント
作者紹介 最東対地(さいとうたいち): 2016 年、日本ホラー大賞読者賞を受賞した『夜葬』(角川ホラー文庫)でデビュー。多くのユニークなホラー作品を上梓するほか、トークイベントなどでも活動。最新刊は『花怪壇』(光文社)。 ゲームデザイン・シナリオ:最東対地 ディベロップ:友野詳/グループSNE キービジュアル・キャラクターイラスト:槻城ゆう子 ウズ実装:久保田光毅/グループSNE 編集:GMウォーロック編集部 ©groupSNE