あらすじ
エリートが集う桐咲学園(きりさきがくえん)の文化祭「星桐祭」(せいとうさい)を目前に控え、メンバーたちは、最終調整のための合宿にやってきた。 脚本、演出、照明、音響、小道具、記録……そして役者。それぞれの役割を持つ7人は、最後の準備に追われながらも、互いに意識し合い、支え合い、衝突し合っていた。 それぞれの胸に秘めた想い。 小さくも存在感を増す違和感。 ある事をきっかけに、その様相を変えていく―― これは、演じる者たちが直面する「真実」と「選択」の物語。
キャラクター
一ノ瀬カナデ
いちのせかなで
高等部舞台芸術学科/演出専攻/三年生の男子。 演劇部で音響と大道具を担当する職人気質な裏方。自分の仕事には強い責任感を持ち、誰よりも舞台裏の安全と完成度を意識している。 寡黙だが観察力に優れ、周囲の空気の変化にも敏感で、言葉には出さなくても仲間への配慮は人一倍。 星桐祭(せいとうさい)では音響全般を担当する。
二階堂アオイ
にかいどうあおい
高等部舞台芸術学科/俳優専攻/三年生の女子。 演劇部の役者で、小道具や備品の管理も担当する多才な人物。物静かで落ち着いた性格ながら、舞台に立つと存在感が一変するギャップを持つ。観察力が鋭く、演技だけでなく仲間の心情の変化にも敏感。 星桐祭(せいとうさい)では裏方と役者を両立させ、静かに責任を果たしている姿が印象的。
三上ツバサ
みかみつばさ
高等部舞台芸術学科/俳優専攻/三年生の男子。 演劇部の中でもよく主演を務める看板役者。明るく陽気な性格で、誰とでもフレンドリーに接するコミュニケーション能力の持ち主。 お調子者に見えるが、演技に対する姿勢は真摯で、稽古には人一倍熱心。星桐祭(せいとうさい)では主演として注目を浴びながらも、皆のモチベーションを高めようと奔走している。
四宮リン
しのみやりん
高等部舞台芸術学科/俳優専攻/三年生の女子。 演劇部の脚本・演出担当であり、リーダー的存在。責任感が強く、困っている人を放っておけない性分。普段はしっかり者で冷静に見られがちだが、意外とおっちょこちょいな面もあり、親しい仲間からは気さくに接されている。 星桐祭(せいとうさい)では総合責任者を務める、プレッシャーを背負いながらも、誰よりも星桐祭にかける想いは熱い。
五十嵐ミナト
いがらしみなと
高等部舞台芸術学科/理論専攻/三年生の男子。 演劇部では小道具・衣装・演出補佐を担当する、静かな影の立役者。舞台全体を俯瞰する力に優れており、必要な場面では的確な意見を出すタイプ。時々名言(迷言)をいう癖がある。 星桐祭(せいとうさい)では、理論面での演技指導、構成、演者の補佐や、小道具全般の管理を担っている。
六車ヒナ
むぐるまひな
高等部メディア報道学科/映像記録専攻/二年生の女子。 今回の合宿で唯一の新聞部所属。小柄で可愛らしい外見だが、行動力と集中力には目を見張るものがあり、写真にかける情熱は本物。先輩たちに対しても物怖じせずに懐く一方で、意外と冷静な観察眼を持っている。 星桐祭(せいとうさい)では記録係として同行している。
七海レン
ななうみれん
高等部舞台芸術学科/演出専攻/三年生の男子。 演劇部では練習の割り振り、発注や管理、そしてステージ技術全般を支える裏方の要。無駄を嫌い、合理性と効率を重視する性格で、作業スケジュールの管理にも長けている。 星桐祭(せいとうさい)では副責任者として、スケジュールの統括やステージ管理など重要な仕事をしている。
制作者のコメント
見てくれてありがとうございます。読み合わせや、話し合いでのロールプレイを楽しみつつ、マーダーミステリーとしても楽しんでいただけたら嬉しいです。